高梁市営 内山下第一住宅
[設計意図]
当住宅は、昭和30年頃に建てられた木造平屋建て住宅団地を、立替事業に
より建設された。敷地は、旧松山藩城主の居城(通称御根小屋・現県立高梁高
等学校)の下側に位置し、当時の重鎮武士の邸宅跡である。南には時代を偲ば
せる御殿坂も現存し、御根小屋石垣跡等とあわせて高梁の景観を語るうえで重
要な場所のひとつとなっている。
元武家屋敷通り、松山城を有する臥牛山、御根小屋跡を含めた総合的景観配
慮の工事となった。建物本体は、高梁市の方針でもあり、和風・銀黒瓦葺を基
本として、近隣との修景に特に努めた。施設全体として、土塀・和風門・武者
窓の設置で敷地と周囲の融和を試みた。植栽と生活感に関しては、居住者と地
域住民に歴史との調和を期待したい。
[工事概要]
工事場所 高梁市営 内山下住宅
工事期間 平成11年11月〜平成12年5月
建 築 主 高梁市長 立木大夫
主要用途 公営住宅
構造規模 RC造 2階建て
Aタイプ6戸 Bタイプ8戸
床 面 積 1戸あたり Aタイプ83.9u
Bタイプ76.3u
設計監理 (有)建築事務所 双南舎

